第35回全日本トライアスロン宮古島大会
総合337位 11:25:35
スイム 0:47:02 (36位)
バイク 4:49:19 (33位)
スプリット5:36:21 (29位)
ラン 5:49:14 (961位)
使用ギア
ウェットスーツ:Sword フロントファスナー(フラワーデザイン)
スイムゴーグル:Swans ヴァルキリー
バイク:Cervelo P3
ホイール・空気圧:フロント50mm(7.5 bar)、リア90mm(8 bar)のディープリム
ブレーキシュー:Swiss stopイエロー
ランシューズ:Asics ターサーZeal 6 (onのインソールを入れる)
ソックス:RxL ワイルドペーパー
3年振りとなる宮古島レースへの挑戦。今回のレース作戦は、某RPGで言う「いのちを大事に」。特別な事をせず、普段どおりを心掛ける。出発前は冬に逆戻りしたかのような東京から、一気に28℃前後ある宮古島への天候への対処がカギとなる。
スタート前は急激に変化する天気予報から、冷えを予防するため特にお腹周りにVeledaマッサージオイルを擦り込む。
トランジションでは、どの位置に自分のギアバッグやバイクがあるか、動線や見え方を確認しながらセットした。
■スイム 3km 0:47:02 (36位)
昨年よりコースが1500mを2周回するレイアウトに変更された。前日の試泳でコース取り、帰りの目標物やスイムフィニッシュの景色の見え方も確認した。
当日朝の豪雨の影響で、レース会場の音響が落ち、安全確保のためスタート時刻が15分延期された。
スタートは前列の右寄りを選択。スタート直後はすぐに右に寄らず、内側のロープから10mほど左側を並行に泳ぐ。右呼吸でバトルの状況を探りつつやや
スイム最後の500mで、急にペースが落ちた(100mで15秒ほど)。ロングは積み上げた練習量は嘘をつかない。回りの選手から置いていかれる一方だが、深く呼吸するようにして落ち着くようにした。
スイムフィニッシュの足場は珊瑚が多く、踏みつけると痛い。そのため、ストロークの指先が海底に当たる深さになるギリギリまで泳いだ。砂浜へ上がり、心拍を上げすぎないように足運びを気をつけながらトランジションへ向かう。
■バイク 157km 4:49:19 (33位)
ギアバッグにはアイウェアとして、ヘルメットバイザーとサングラス両方用意。天候に応じて選択できるようにした。
バイクの目標は、100km地点の東平安名崎は余力を残して通過の予定。余裕があれば、そこからペースアップするプラン。結果的にはペースは上がらなかったが、ペース的には安定していた。
今回の補給は、エナジーボトルとしてロングボトルに粉飴300g(約1,100kcal分)とMEDALIST2袋を混ぜたもの。固形物系は、30分おきに食べるためにスポーツようかん(113kcalを8本)と、梅干しチューブ。
当日は南東からの風で、最北端の池間島から東平安名崎までの約40km区間は向かい風。バイクを漕いでいると、向かい風の中を進むうちサドルが低く感じ、途中で微妙にサドルから腰を浮かせながらスウィートスポットとなる位置を探る。
ほんの僅かな違和感を抱えてはしるのも精神上良くない。その後の大きなストレスになり得ると判断し、比嘉ロードパークで停車。バイクメカニックで、サドル高を1mm上げてもらった。再スタートを切るとメンバーで総合30位に入賞した堀川貴史さんと合流。お互いに見える位置で互いの健闘を祈りながらバイクフィニッシュへ。
仙骨ラクダを着用してバイクで150km以上の距離を走るのは初めてであったが、足の疲労感はさほど感じず、肩甲骨の下とおへそ奥の大腰筋あたりが使えている感覚があった。
■ラン 42.195km 5:49:14 (961位)
ランニングのギアバッグにはキャップ、サンバイザー両方を用意。炎天下の場合は中に氷を入れて被れるキャップ。蒸し暑く通気性がほしい時はバイザーにするよう、天候によって使い分けるようにした。今回はキャップを使ったが、
陸上競技場から平良市街地までの下りはオーバーペースにならぬよう気をつけながら進行。バイク後の固まった身体を徐々にランモードに切り替えるようにし、市街地から空港までの上りはケイデンスを上げていく。ハーフを折り返し、復路の追い風になって急激に暑さを感じる。ラストスパートのためのエネルギーでコーラを投入したが、受け付けず戻してしまう。
胃腸が補給が受け付けず悪感が続き、しばらくすると低血糖と熱中症の影響か末端のしびれだけでなく寒気が。平衡感覚も怪しくなり、33km地点の中休み給水所でドクターのメディカルチェックを受ける。体調を落ち着けてから「絶対に無理をしない」事を条件に、歩きでフィニッシュを目指した。
私にはコーラ解禁はNGだった。普段から飲み慣れていないものを投入したのが最大の反省。「以前は大丈夫だった」という過信は禁物。自分自身のコンディションは変化していくため、事前の練習で試していないことはすべきではない。
3年振りの宮古島への参戦、海・風・太陽(てぃだ)・熱き想い、そしてそこに集まる大会関係者とボランティアスタッフ、選手や応援者。掛け替えのない仲間たちから頂いたパワーのおかげで、完走することが出来ました。
指導者としてのレース内容として褒められた内容ではないため、自身の失敗談を共有しながら、「安全に楽しむレース」をお伝えできるよう、励んで参ります。
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