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2018 IRONMAN triathlon world championships② レースレポート!

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2018 IRONMAN Triathlon world Championshipsレースレポート
 平成30年10月13日(土) 午前7:05 エイジ男子競技スタート
 記録9:48:43 エイジ総合585位
 M40-44 94th/273 男性545th/1,723、総合577th/2,385名

 ■Swim (3.8km) 59:06 (エイジ40th, 男子299th, 総合353th)
  T1 4:49

 スイムはカイルア湾を沖合1.9km先の船を目指しえて戻る一往復コース。スイム入水の階段が狭く、なかなか入水の列が進まない!ここまで来たら焦ってもしょうがないので「現時点で出来る限りの最善を尽くす」事に集中。骨ストレッチやロングブレス呼吸法で心拍・胸郭を刺激。スタート時刻ギリギリで、全体左寄りの最前列から2番目の列に入る。
 いよいよAM7:05、エイジ男子1,800人弱が一斉スタート!初めのポジションの奪い合い、レースの経験から最初の200mまでを如何にラクに速く抜けるかがポイント。前腕はリラックスしつつも高回転ストロークで加速する。人は多いが泳力は拮抗しているため、激しくぶつかりあうバトルは無い。時たまトリッキーなキックを打つ選手が近くにいてストロークや呼吸のリズムが取りづらい時は、ポジションを左右に入れ替えてストレスが掛からないようにした。
 沖に出ると意外とうねりが出るが、水質そして視界は最高にクリア!今回、半袖トライスーツの上に年代物Speedo高速水着を重ねる作戦。Expoにあったスイムスーツ購入も考えたが、費用対効果から見て、使い慣れているギアを選択。ただしオレンジ/ブラックの2トーンカラー水着だったため、目標にされやすいのか人が寄ってくるww
 足の裏をてろてろソフトタッチで触られ続け、泳ぎながら反省。焦ってペースアップしても、急激な心拍数の変化はロスに繋がる。「頭隠して尻隠さず、前方荷重ポジション」「肘から足先を左右対角に伸ばすことで体を固め、茹でる前のスパゲティ状態で水を貫く」の2点に集中した。
 フィニッシュが近付くとペースアップする選手が出る。抜かれながらもなるべくパスしていく選手に近寄り、水流ドラフティングの恩恵を受けられるようにした。

 ■Bike (180.2km) 5:14:38 (エイジ199th, 男子1,051th, 総合1,144th)
  T2 4:54

 出だしのKuakini Highwayアップダウン区間は順調だったものの、いよいよQueen Kに入ると、ズルズルと後退するまま。私の力量不足で後ろから来るパック(2列縦隊の密集状態のままで抜いていく!)の勢いに乗ることが出来ず、抜かれる度にバイク6台分の間隔を開けドラフティングに気をつけていたが、走り方にも頭をつかう必要があるように思った。焦らない。純粋に相手のバイクの実力を尊敬し、俺は出来る限りのベストを尽くす。
 パワーメーターの表示が出ず、間隔を開けてパックを追随しているうちに、運動強度を見誤ってしまったようだ。おそらく熱中症と低血糖で徐々に力が入らなくなり、手足の先が痺れて来た。Hawi折返し前の起伏区間では、登りでも大柄な選手に抜かれるがまま。対策として、とにかく体を落ち着くまでペースを落としつつ梅干しチューブを補給。エイドの度に水をとにかく頭から被りまくり、路肩の日陰を走って空冷。ケイデンスを死守するよう「トントントントン、日野の2ト○」とひたすら頭の中で唱えまくり、何とかバイクを走り終えた。

 ■Run (42.2km) 3:25:18 (エイジ32th, 男子261th, 総合288th)

 バイクのダメージから少しでも脳を覚醒させようと、お守りとして用意していたカフェイン入りのジェルをいきなりトランジットで投入。
 ちょうどRunスタートした午後1〜3時までが最も気温の高い時間帯となるため、最初は自重しつつ入る。しかしアリイドライブ沿道の応援が凄まじく、自然とペースが上がってしまうww。Garminでペース管理をしつつ進行。4:20/kmで走っていても抜かれるほど速い選手もいるが、後半勝負と言い聞かせ自分のリズムを保つ事に集中。
 Queen Kに上がるPalani roadの急坂も、細かいストライド、深い呼吸を意識して走り、心拍数を上げすぎないように心がけた。Natural energy laboから先が、非常に長い。いよいよ下りきった折返しから、フルブースト!悲しいかなペースに顕著な変化はなかったがww、エイド毎にRed Bullを投入して前を行く選手を目標に進行!
 コナ市街に降りるPalani roadの下り道では流石に足がガクガク来ていたが、OMINOWAYS伊谷さんからケンズスクール会員さん達のメッセージが入った国旗を受け取り、フィニッシュロードへ!きつい道程であったが何故か、フィニッシュが近付くにつれ、ゴールが彼方に行って欲しい、もっと走りたい、と思う自分がいた。

 こうして9年振りのアイアンマン世界選手権、9:48:43で無事に完走することが出来ました。
 今回も痛感したのは、バイクの実力差。スロットを獲得した昨年のIMマレーシアでは蒸し暑さ、連続アップダウンの条件などもありバイクの力量差を感じなかったのですが、その差を埋めるには骨格と体幹の太さ、パワーや手足の長さだけでない、別の所から見直す必要があります。

 ①特に下りの勢いが凄まじく、それを登りや平地に維持している。
 ②ガチャガチャ力任せに踏んでなく、100rpm前後とケイデンスも早い。ZwiftがそれだけKonaエイジアスリートにも浸透している?
 ③根本的にサドルの高さ、Kona用にセッティングを変えているのでは?ほぼダンシングの腰の位置に近いところにサドルが来ている感じ。時計で言う2-3時の角度の時点で「踏んでいる」のでなく、「立ちあがるように体重を載せるだけ」に見受けられる。
 ④このポジション、コントロールが難しく公道を走るのは非常に危険かも。逆に言えば、そのポジションをものにしない限り、世界のスピードと太刀打ちできない。

 アイアンマン世界選手権、また再びこの舞台に必ず戻り、自分自身を試したい。タフなレースの中で収穫も多く、課題や新たにチャレンジしたい事も湧いてきました。再びこの舞台に戻ってこれるよう、再始動です!
 今回の遠征でも多くの方々のご協力を頂き実現できた事、深く感謝します。誠に有難うございました。引き続き、宜しくお願いいたします。

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